ものづくり補助金に採択された事業主の皆様、誠におめでとうございます。
福泉デザインの高橋と申します。よろしくお願いいたします。
このページをご覧の方は、第8次採択での補助事業計画が終了し、実績報告等が進行中の方、または第9次採択が成され、現在補助事業に移行されているといったタイミングの方が多くおられるのではないかと思われます。
このページでは、ものづくり補助金の支給額に大きく影響する『実施検証』と『実績報告』の概要と重要性をご案内しておりますので、是非お読みいただければと存じます。
補助事業完了後は、この仕組みを加味して実施検証の内容と実績報告書の作成を神経を使って行う必要がありますので、下記のように理解いただくと良いと思います。
最終的な補助金の支給額は、この2つの内容を審査担当者が吟味して決定します。
実績報告書は、ボリューム的には10ページ程度が必要となり、実際に満額支給を求める場合はその程度のページ数となります。
実績報告書は、正式な提出の前に中央会の担当者が目を通して不備な点やボリューム不足があれば、それらを指摘(フィードバック)します。担当者によっては修正部分や修正方向をサポートしてくれるケースもありますが、サポートがない場合もありますので、最初から期待してかからない方が良いと思います。
そして、報告書として内容が整わないと正式な提出が遅れる、即ち補助金の支給が遅れるという事態に繋がってしまい、更には補助金が減額されてしまう、最悪は支給されないというケースもあるようです。
申請者さんの中には、採択されて交付決定が成された時点で安心してしまう方もおられるようで、実施検証までは何とかなったとしても、実績報告書作成のパソコン作業、文章作成、諸々の表現方法、画像やグラフの作成、業務革新に向けての情報収集に疲弊してしまい、採択されない方が良かったと後悔されるケースもあるようです。
中央会が用意したこの記述例では、とても小さな範囲が示されているため簡単に記入が終わりそうに思いがちですが、実際は10ページ程度を使って、機械毎の具体的な実施内容、それらが革新的サービスに成り得る根拠等を解かりやすく、且つ説得力のある内容でアピールする必要があります。
更に注意が必要な点は、
即ち、自社に特化した、自社だから叶う革新的サービスであることを見える化する内容が必須となります。
進むも大変、戻るも大変という事態にならないように、ここが正念場と考えてじっくりと、そして円滑に進めることをお奨めいたします。
近年では、2018年に1,000万円、2019年に470万円といった満額支払いの実績があります。
(2020年は新型コロナウイルス感染拡大によりサポートは中止しました。)